業界から高評価の秘密は熱い「人間教育」にあり

▲(上)スポーツクラブ並みに充実したマシンルームは、授業で使われていない時間や放課後に自由に利用可能
▲(下)機能解剖学の授業風景。スポーツインストラクターとして最低限必要となる体の仕組みについて基礎からしっかり学習

卒業式では学生や教員全員が大泣き

石川克明先生▲現在、新規事業を担当している石川克明先生は、高校教師を経て同校へ。その後15年間、現場で学生の指導に当たってきた。

東京リゾート&スポーツ専門学校は、スポーツトレーナー科、健康スポーツ科、リゾートスポーツ科、アスレティックトレーナー学科(夜間部門)の4 学科14 コースを設け、さまざまな分野のトレーナーやインストラクターなどスポーツビジネス界で活躍するスペシャリストを育成する専門学校である。

東京以外に札幌、仙台、横浜、名古屋、大阪、福岡にも姉妹校があり、7校ですでに1 万4000 人を超える卒業生をスポーツビジネス界に送り出している。業界での同校出身者への評価は非常に高く、大手スポーツクラブをはじめとする求人企業数・求人数は全国NO.1。2008 年3 月卒業生の就職決定率98.5%の実績を誇る。

「その大きな要因として、スポーツをツールとした『人間教育』に力を入れていることが挙げられると思います。良い成績や資格があるに越したことはありませんが、それだけで世の中に通用するものではありません。しっかりした人間性がベースにあって、初めて社会から認めてもらうことができるからです」と石川克明先生は言う。

同校では、2 年間(アスレティックトレーナー学科夜間部門は1 年間、姉妹校には3年間のコースも)、大半のカリキュラムを高校のようにクラス単位で受講する。1 クラスの学生数は20 ~ 40 人と少人数。教員と学生、そして学生同士の濃密な関係の中で「人間力」を養っていくことが同校の大きな特色だ。

「入学直後に、オリエンテーションと仲間づくりを目的とした2 泊3日の合宿があります。また、球技大会や『フェスティバル』と呼ばれる体育祭などの行事もあり、クラス対抗の応援パフォーマンスで盛り上がります。練習や実施までのプロセスを通じて、協調性や社会性を養っているのです」

また、カリキュラム面でも「プレゼンテーション実践」や成功哲学の書『7 つの習慣』の要点を修得する授業など、社会人としての基本的な能力を身につけるための機会が盛り込まれている。

「一般的な専門学校では、学生に対して表面的な接し方をする教員が多いのではないかと思いますが、本校では泥臭くかなり突っ込んだやりとりをしています。なぜなら本校の教員は一人ひとりの学生の将来の可能性を本気で考え、常に真剣に向き合っているからです」

ある“やんちゃ”な学生を受け持った石川先生は、ぶつかり合うこともいとわずに接し、結果的に2 年間を無遅刻・無欠席で通させた。その学生とは、卒業後の今でも付き合いが続いているという。

「彼は、『自分の居場所が見つかった』と言ってくれました。毎年、卒業式では学生も教員も全員、大泣きします。その光景が本校の本質を物語っていると思いますね」

現場の第一線で活躍中の教員がそろう

ところで、同校にはどんな進路を希望する学生が入学してくるのだろうか。その傾向を聞いた。

「やはりトレーナーを希望する学生や社会人が多いですね。本校は、財団法人日本体育協会公認アスレティックトレーナーの養成適応校でもあり、卒業と同時に検定試験を受けることができます」

アスレティックトレーナーとは、プロスポーツチームなどに属し、選手に対して競技中や練習中のケガの応急処置やテーピング、リハビリ管理、疾病予防などに携わる存在。オリンピックなどの国際大会に出場するナショナルチームにはこの資格を持ったトレーナーでなければ帯同できず、プロチームなどからの求人でも必須条件とされる場合が多い。大学で学ぶレベル程度の学科試験や実技に加え、実務経験が問われる超難関であるが、同校グループの合格者数は日本一の実績だ。

「J リーグのチームに所属しているトレーナーやナショナルチームに帯同しているトレーナー、フィットネスクラブに所属しているプロのインストラクターなど、現場の第一線で活躍している教員がそろっています。スポーツの世界では、トレーニングの方法論や技術は日々進化しており、その変化をリアルタイムに取り込めるメリットがあるのです」

スポーツビジネス界、それもスポーツの現場で活躍したい人は、短期間で基礎学問と技術が学べる専門学校が向いているといえるだろう。

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